こちらは私物で、LE MONT ST MICHEL の古いパンツです。
刺繍タグなので1940年代以前のものとなります。刺繡がノーダメージで綺麗に残ってくれています。
わたりが広く膝下できゅっとすぼまった形状ですが、ブランド的におそらくジョッパーズではなくハンティングパンツです。生地がコーデュロイではなくコットンピケである点が嬉しいです。太畝のピケは触り心地がよいのに加えてヒップの周りがコーズよりも破れにくいので好きです。
腿のあたりに鉤裂きなど若干のダメージがあるものの上手にリペアされています。その他はかなり状態がよく、汚れもよい味となっています。とくに注意も必要なく安心して普段使いできるとてもよいヴィンテージです。
ウエストのディティールに関して、てっきりベルトループはシンチバックよりも新しい仕様だとおもっていましたがどうもそうでもないようです。プリントタグでシンチバックオンリーのものがあったり20年代でベルトループオンリーのものがあったりするので、ここはあまり年代の目安にはならないのだとわかりました。
着用者は170cm / 62kgです。
素材や雰囲気でひと目惚れし、履くと仕立てたようにジャストサイズだったのでとても気に入っています。裾のパイピングがアクセントとなっていてよいです。
どちらもあまり出てきませんが、モールスキンと較べるとピケのものはそこまで高額ではないので狙い目かもしれません。愛着の湧く素材です。
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