BARBOUR の NORTHUMBRIA です。
先日も1クレストのものをご紹介しましたが、こちらはすこし新しい年代で3クレストになってすぐの1989年のお品となります。
とても雰囲気がよく、サイズはめずらしいC34です。
あまり出てこないメンズのS程度に相当するほぼ最小のサイズで、女性が着るのにもよいとおもいます。
そして特徴的なのは綺麗にリペアされている点です。
左のハンドウォーマーのあたりと両袖の内側、背面の裾が共布で補強されています。縫製も生地自体もまったく違和感のない丁寧な仕事です。完全にプロの仕業なのでこれも公式で施されたリペアかもしれません。それらとともに袖口と裾、ハンドウォーマーの縁が同じく共布で補強されています。さほど目立たないもののこちらもよい仕事です。リワックスされていないのでオイルの抜けムラがあり、ポケット周りにわずかな小穴があるものの、こうしたリペアによってノーマルのものよりも頑強な個体となっています。安心感があります。
さらにこちらには同年代のライナーが付属しています。
3クレストに切り替わった87年製のもので、状態が非常によいです。ダメージも汚れもありません。サイズ的にもなかなかに稀少です。もともとが暖かい NORTHUMBRIA にライナーを取り付けると鬼に金棒、北国の真冬でも平気で過ごせます。
着用者は170cm / 62kgです。
ライナーなしでジャスト、ライナーありだとタイトな着用感でした。
匂いやべたつきが気になるのか、この頃はヴィンテージの BARBOUR でもワックスをすべて落として着る、あるいはあらかじめ落として販売するというのがある種のトレンドになっているようです。しかしながら個人的にはそうした処理はあまり好きではなく、オイルドジャケットは無骨な服なのでムラがあるからよい、味があると感じてしまいます。基本的にはリワックスも不要派です。BARBOUR のジャケットはある程度よい状態のものを入手して襤褸になるまで長く着倒すのがいちばんなのではないかなと、そうおもいます。
こちらは近くオークションに出品予定です。
https://auctions.yahoo.co.jp/seller/chimney1001
→thanks,sold!
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