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欧州古着の蒐集と販売についての雑感

無題: 冬の支度、KR-47A

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古着とは関係のない話題ですが、ストーブを買いました。

雪が多い地域に引っ越してからはじめての冬を迎え、備え付けのエアコンだけでは心許ないために石油ストーブを新調した次第です。

 

TOYOTOMI の KR-47A というモデルです。

対流式で、すこし調べてみると吹き抜けのあるリビングでさえもしっかり暖める力があるとのことでこれにしました。また、こういった形式のストーブではめずらしく火力を調節できるということも決め手となりました。

ストーブと合わせて灯油缶やポンプなどの一式も探して、どうせなので冬らしさを覚える赤で揃えました。灯油を買うという行為も給油をするという行為もどちらも何十年ぶりなので新鮮です。アナログで面倒かとも懸念したのですがとくにそうはおもわず、いまのところはむしろ愉しめています。

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実際にすこし使用してみると暖かさの面では何ら不満がありません。二十畳程度の部屋ですが、エアコンの送風と組み合わせると部屋全体に万遍なく熱がいきわたります。ストーブのそばはがっちりと暖かくなるので猫のように転がって寝たくなります。

ただし想定していた通りに灯油の消費量はなかなかに多く、まだこの時期は一日におよそ三四時間の使用ながら一週間ほどで18Lの灯油缶が空になってしまいます。これから気温が氷点下になって使用頻度が上がると三四日でそのくらい消費することになるかもしれません。同じく灯油を用いるストーブでもファンヒーターに較べると燃費はよくありません。

それでも買ってよかったなとおもえるのは、十分な暖かさに加えてカラーも含めたデザインが気に入っているからです。昨今では冬のキャンプやグランピングに携帯するストーブの定番でもあるそうですが、質実剛健で実用の美がある現代の民具という感じがしています。部屋の隙間に収納しても全体の雰囲気を損ねずにうまく調和してくれます。

 

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決め手となったもう一つ。

石油ストーブは天板で煮炊きできるという点が素晴らしいです。ネットで注文した五徳も届いてちょうどよい火加減になりました。いろいろな品種のサツマイモを焼いています。

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