1920年代頃のものとおもわれるアンティークのイブニングシャツです。
生地は手ざわりのよいコットンタイプライターで、保管にともなう若干の汚れがありますが、デッドストックの良好な状態です。
プリーツの入った胸当て、古いワークシャツにもみられる袖の切り替え、そしてノーカラーといった特色のあるお品です。
はじめから胸元にボタンが2つある仕様のため、スタッドボタンをつけずともこのまま着ていただけます。
刺繍のアナグラムは「F・S」です。
着用者は170cm / 62kgです。
ウィメンズの投稿がつづきましたが、こちらはメンズサイズとなります。
身幅にゆとりがあるので肩さえ納まれば多くの方に無理なく着ていただけるサイズにおもいます。もちろんオーバーサイズで女性がワンピースとして着るにもよいお品です。
脇下から袖先にかけて大きく三角マチがとられており、立体的に縫われています。
フランスの古いシャツは細部まで実におもしろいので、みていて飽きず、勉強になります。
機械縫いと手縫いの箇所が併存し、一着一着が丁寧につくられている、「仕立てられている」という感がします。大量生産以前のものづくりが偲ばれます。そして同時に、大量消費とは異なった人びとと衣服との付き合い方も偲ばれます。
こちらも後日オークションに出品予定です。ご紹介した他にも入荷したシャツがあり、それらも適宜出品していこうかとおもいます。下のリンクよりどうぞご覧ください。
→thanks,sold!