フランス軍のM47ジャケットです。
1952年の前期型、コットンツイルのモデルになります。
縫製の丁寧さ、Aラインのシルエットの美しさが評価され、近年ではM47パンツと並ぶ名作とみなされるまでに人気が高まりました。
先日ご紹介した ADOLPHE LAFONT のジャケットもそうですが、裏面まで実に綺麗に縫われています。この時代のフランスの縫製技術水準の高さがうかがえます。
さてこのジャケット、年代によってはもちろん、年単位やコントラクターによっても小さな差異がたくさんあります。
手元にある同サイズの1953年のものと較べると、1952年のものの方が色味は明るく、ブラウンがかったカーキグリーンになっています。M47パンツと同様、古いものほどカーキに近い色味です。
そして着丈も、レングスは同じ「2」なのですが、1952年のものの方が短めなつくりとなっています。
もちろんながら個体差はあるものの、これまで計ってきたものは総じて古いものほど着丈が短いようにおもいます。平均で2-5cmほどの違いでしょうか。
したがって、同じ「26」のサイズ表記でも、1952年あたりのこの型の初期のモデルの方がよりジャケットらしいシルエットですっきり着ることができるとおもいます。
着用者は170cm / 60kgです。
羽織るとやはりよいジャケットだと実感します。
こちらの1952年のお品はのちほどオークションに出品予定です。どうぞ下のリンクよりご覧ください。
→thanks,sold!
[Related Posts]